プロフには載せていますが、おそらく殆どの方々がご存じないことを少し書かせていただきます。「がばい佐賀」をはじめ、私はけっこう佐賀弁の楽曲作詞をしていますし、佐賀にわか(WARAWANBA隊)の台本を書いたりもしました。ソコソコ好評だったとジガシ〜サン、、、なんですが。
それが、まぁ新聞などにも取り上げていただいたりTV取材もあったりで、その時期は「佐賀弁ならあの人じゃない?」的に見ていただいたことがあります。当然、ヒーマン師匠がTopなんですが、たまたまってことで。
で、そんな時期に映画の方言指導のオファーを頂きました。「佐賀のがばいばあちゃん」という映画。ご覧になった方もいらっしゃるかと思いますが、島田洋七さん原作で、一番初めに映画化された作品です。(ドラマとか、島田洋七さんがメガホンの映画もありましたが)
楽曲制作は専門でしていましたし、映像制作も少しぐらいは経験していましたが、映画となると初めての経験。今思い出しても貴重な体験をさせて頂ました。とにかく楽しかった!役者さんたちも主演の吉行和子さんはじめイイ方ばかりで、STAFFも素晴らしい方々。作品も、個人的にはどんな名画にも引けをとらない、ステキな映画だと思っています。
もし気になったら、ぜひDVDを手に入れてみてくださいませ。特典映像に私が映ってたりします!あと、水道代集金人の声は、私です!
この時に私が感じたのは、言葉ってメッチャ深いところまで表現できるんだな〜ってことでした。まぁ、今思えば、なんですが。監督さんからは、他県の方にも理解できる佐賀弁で、とさんざん言われましたが、それまで私がやってきたことといえば、逆に標準語をどう佐賀弁で表現するか?って作業。いわば真逆のことなんですよね。
で、私がやった主なことは、イントネーションで佐賀弁にすること。日本語って音程の上げ下げでイントネーションが出来ています。音楽にとても近い。それをメインにやったんです。苦労されたのはたぶん役者さん。特に主演の吉行和子さんは、そんな私の思いを受け止めてくださり、すばらしい完成度で佐賀弁のセリフを喋っていただいています。うれしかったです。
で、完成した映画を見てまず感じたのは「佐賀弁に聞こえる!」ってこと。そしてセリフの表現が深くなってるんじゃないか?ってこと。もしかしたらコレも自画自賛かもしれませんが、そんなことを感じたのです。やっぱり言葉って文化、それも地域に根ざした文化なんですね。ホントに大切。これからも、言葉そのものを大切に、イロイロなことにガンバって行きたいです。
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橋口繁美 (火曜日, 29 3月 2016 01:20)
最近、佐賀弁がつい口を出ます。年とったからでしょうか?周りの目や見栄や背伸びから解放されてきたのかな?
例えば今日!「あばかんけん、つめて」これは「入らないからつめてください」とは違うんだよね。
あ~、心地よい。そして、自然に口から出る自分を愛しく感じてます。
お〜しマン (火曜日, 29 3月 2016 10:28)
佐賀弁、どんどん使ってくださいませ〜。心地よいですよね〜。「あばかん」!スバラシイ!!
やす (火曜日, 29 3月 2016 11:58)
がばいうまかの小城ようかんを食べて佐賀便がとまりません(^_^)v
お〜しマン (火曜日, 29 3月 2016 15:40)
やすさん、佐賀弁ネイティブじゃないですよね〜?あ、で、佐賀便!な〜る。それでも小城ようかんをご存知とは、シロートじゃありませんね〜!
ありがとうございました!