余震の続く被災地へ、リラックスの呼吸法を伝えたいです。

昨夜はお風呂で入浴中、今日は晩ごはんの支度中に余震がありました。私のウチでは大したことはなかったのですが、熊本や大分の方々は気が休まるヒマがないのだろうなと感じています。また、事務所の書棚がいくつか倒れた程度の惨状でガックリして片付けもままならない自分、被災地の方々はどんな気持ちなんだろうと思うと、愕然とする思いです。ナントカ早く日常が取り戻せることを祈っています。

今日はエコノミークラス症候群でお亡くなりになってしまった方のニュースにも触れました。ほんとうにお気の毒で、なにかお役に立てることはないのかと歯痒い思いです。そして思いついたのが呼吸法のこと。もしよろしければ拡散いただけると、ほんのちょっとは役に立つかもと思っています。よろしくお願いします。

私がここ数年、気功を習っていることは、お知り合いの方でご存じの方も多いかと思いますし、ムカシからボイストレーナーもやっています。なので、呼吸については経験的にいろんな効用を知っています。そのうち、リラックスに関する呼吸について書いておきたいと思います。被災地の方にかぎらず、生活の色んなシーンで活用頂けるんじゃないかと思いますので、どうぞ活用してみてください。

まず前提として、呼吸は身体的にも精神的にも、とてもおもしろい位置づけ。手足の筋肉のように随意運動でのコントロールが可能で、また心臓などの自律神経系などのように意識しなくても持続できるもの。なので、呼吸をコントロールすることで、体も心もある程度のコントロールが可能になるのです。緊張して身体が固くなった時に深呼吸するとほぐれる、みたいなことですね。

ただ日常的にはホトンド意識されませんし、普段は呼吸する能力の6割程度しか使っていないことも事実。それでも身体が緊張したり運動したりストレスにさらされると、呼吸は浅く早くなります。また睡眠時はゆっくり深くなるものなのですね。これを逆手に取って心身をコントロールしよう!ということなのです。これらの前提さえ理解してもらえると、後はそんなにムズカシイことはありません。ほんの少しの工夫と、呼吸の意識化だけなのです。

前置きが長くなってしまいました。早速リラックスのための、また心身をほぐす呼吸の方法です。

 

1. 姿勢は立ったほうがいいのですが、むずかしい環境なら椅子に座っても出来ます。出来るだけ楽な姿勢、膝をゆるめたりして下さい。

 

2. まず、軽く息を吐きます。吐く息と同時に、さらに体をゆるめて少し前かがみになる感じです。吐きすぎないでいいです。余分な空気を肺からなくす感じです。

3. ゆっくりと鼻から息を吸います。それに連れて少しずつ身体を起こしていきます。背骨を下から伸ばしていく感じです。

 

4. 肩を上げてさらに息を吸います。胸を開いて周りのエネルギーをどんどん取り込む感じです。顔を上げて上を向いてくださいね。身体にだんだん力が入ると思います。そのままグッと力を入れながら吸います。

 

5. 全身で息をする感じで緊張させます。その姿勢、力を入れたまま、息を止めて3〜5秒程度静止します。酸素が血液に乗って全身に回る感じ、エネルギーを感じましょう。

6. 一気に息を吐きます。ため息を大げさにつく感じで、声を出してもいいです。同時に一気に体の力を抜きます。最初の姿勢に戻るか、勢いで後ろに2〜3歩下がるぐらいのつもりです。体の中の緊張やストレスを、ぜんぶ吐き出すつもりでやりましょう。

 

7. 一呼吸おいて心身の変化を感じつつ、始めから4〜5回繰り返します。周囲の良いエネルギーを取り込んで、身体の悪いエネルギーを追い出すイメージです。

以上の呼吸法を、思いついた時や時間がある時、繰り返してくださいね。心拍数も少し上がって、血流が良くなります。緊張もゆるめられるはずですし、コリもほぐれることと思います。ほんのちょっとでもお役に立てば幸いです。

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コメント: 1
  • #1

    犬伏邦明 (土曜日, 07 5月 2016 22:25)

    仕事中、特に時間に追われ、あるいは根を詰めての長時間の作業の際、まともな?呼吸をしていないように思います。 同じ姿勢を長い時間保っていることにもよるのでしょうが、きっとその後には肩こりや首筋の凝りが。 その間息を"吸う"ことを怠っていたように感じることがよくあります。  参考にさせていただきます。